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2013.01.20

超訳! ジョディ・フォスターのゴールデン・グローブ受賞スピーチ

ジョディ・フォスターのゴールデン・グローブでの受賞スピーチ、読んでみたら、想像していたのとは、ちょっと違っていました。

思っていたのよりもっと、とっ散らかってて、そして、素晴らしい!

アメリカやイギリスの新聞でも、このスピーチについては、よく”rambling" (長くて取り留めがない)とか、”Halting"(たどたどしい・ぐずぐずした)と書いてあって、あー、やっぱりみんなそう思うんだ、と思った。

でも悪口じゃないの。リアルな声って感じで良かった。
話し方も本当にざっくばらん。
会場の人たちの反応もすごくいい。メル・ギブソンなんて口開けて聞き入ってます。
ぜひ、映像でも見てみて。

日本のメディアでは「ジョディ・フォスターがカムアウト」みたいな紹介のされ方が多いですが、というか、実際そうなんですが、「私、カムアウトします。LGBT万歳!」って感じじゃないんだよね。(ゲイ、レズビアンということばは一度も使っていません。そこを批判している人もいます。)

ある記事では、" A coming-out speech, or a why-SHOULD-I-come-out speech? "(
カミングアウト・スピーチなの?“それとも「なぜ私がカムアウトしなきゃいけないの」スピーチなの?)という見出しがついていましいた。

ということで、超訳してみました。ご参考までに。

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私は50歳! 50歳よ! 50歳!
映画業界での47年間っていうのは、本当に長い。
(中略)
で、今日は今まで公には言ってなかったことをいうつもりなの。それでちょっと緊張しているけど、私の広報係ほどじゃないと思う。でも、言うわ。大きな声で、自信を持って。いい?だから、みんなのサポートがいるわね。
私は・・・独身よ。(会場から笑い)そう。独身よ。
冗談・・・というか冗談ではないんだけど。みなさんの熱狂には感謝します。口笛吹いてもらえる?

今夜は「大カミングアウト・スピーチ」ということにはならないと思うけど、がっかりしないで。私はもう千年も前の石器時代からカムアウトしてるし。
傷つきやすい若い女の子が、信頼する友達や家族、仕事仲間、そして、だんだん、その他の知ってる人や実際に会ったことのある人たちみんなにもカムアウトした。でも、今の世の中ではセレブはみんな、記者会見やリアリティ・ショウで、プライベートの細かいことまで、話さなきゃいけないことになっているみたい。でも、私はしない。私はこれまでもしてないし、これからもしない。でも泣かないで。私のリアリティ・ショウはほんとにつまんないから。放送するには、マリオン・コンティラッドといちゃいちゃするとか、ダニエル・クレイグのお尻と叩くとかしないとね。まあ、それはそれで面白いと思うけど。

でも、まじめにいって、もし、あなたが小さな頃から有名人だとしたら、本物で正直で当たり前の生活するために、あらゆることと戦わないといけない。だからプライバシーを一番大事にする。プライバシーよ。
私は三歳のころからプライバシーがほとんどなかった。それで十分リアリティ・ショウじゃない?
こんなに長いキャリアの中で、正気を保っているには秘訣がある。まず、人を愛すること、そしてその人たちのそばにいること。昔からの人たち。家族や友達。

そして、この人のことを言わずにこの場に立つことはできない。私が愛し、一緒に子供を育て、元パートナーだけど、私の人生の一番の友達で、スキーの相棒。20年来の友、シドニー・バーナード。ありがとう、シド。私は、私たちの「モダン・ファミリー」をとっても誇りにしてる。そして私たちの素晴らしい息子たち。チャーリーとキット。二人が私が息をして生きている理由なの。そして、二人はもしかして気づいてないかもしれないけど、私が今話していること、やっていることはみんなあなたたちのためなの。そして私の素晴らしい母、エヴァリン。お母さん、今夜私が話していることには、お母さんには分からないことがたくさんあると思う。

でも、分かってい欲しい一番大事なことは、私がお母さんを愛しているってこと。愛している。愛してる。愛してる。私、三回言ったから、きっと魔法みたいに、お母さんの心の中に入っていくと思うの。あなたは素晴らしい母よ。いつか私の言うこと、分かってくれると思う。チャーリー、キット、私もあなたたちのこと、時には理解していないときがあると思う。でもそれはしょうがないの。

私はもうこのステージには上がらないかも。他のどんなステージにも。変化よ。私は、物語を語り続け、自分が動かされることで、人々をゆり動かす。世界で一番素晴らしい仕事ね。それは華々しくないかもしれないし、3000館の映画館で上映されるってわけでもないと思うし、あまりにも微かなので、犬の耳にしか聞こえないかもしれない。でもそれは、私のいいたいことになると思う。ジョディー・フォスターはここにいる。今もいる。そして私は、理解されたいし、孤独にもなりたくない。

ありがとう、みんな。聞いてくれて。
さあ、これからの50年が始まるわよ。

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